小高莫大小工業株式会社

今月は師匠が帰国しています。

先日も来社してくれて色々と情報交換。

そんな師匠がいつもおみやげに持ってきてくれるのが

イタリアで一番慣れ慕われているチョコ Pocket coffe です。

日本で言えばロッテとか森永とかと同じ感じのFERRERO社製のこのPocket coffeは

街のバールなどでエスプレッソのお供などにも出てくる。




パンナコッタやティラミスなどイタリアのいわゆるドルチェは、有名で美味しい。

ただ、私の実感では基本的にお菓子は甘さが強くあまり日本人好みとは言えない。

有名どころのお菓子も見た目には確かに綺麗なのですが味はどうも・・・

チョコも例外ではなく、やはり日本の味は繊細だとつくづく思います。




ただ、このPocket coffe だけは違います。

チョコの味はもちろん。中に入っているエスプレッソリキュールがたまりません。

リキュールといってもアルコール分はほとんど感じないのでご心配なく

とにかくこのおみやげは、男所帯の我が社でも一番の人気。

すぐに売り切れとなってしまいます。




師匠との話で先日の地震のことが出ました。

被災した方々の苦労は、もちろんですがそれにつけ込んだ非道な話もチラホラ。

中でも水が何と６ユーロで売っているという話には驚きというか呆れるというか。

６ユーロといえば日本円で約７８０円

肉などの食料品も軒並み高値で売られているとのこと

でも何でこんなことが起こるのか？




地震直後、世界から支援部隊や援助の申し入れがあったにもかかわらず

あのベルルスコーニちゃんが国内の舞台と連携が取れないことを理由にお断り。

しかし、地震対策などそんなに力を入れていそうもないイタリアでは物資などの援助が

うまくいっていないのでしょう。

その上、火事場泥棒なども頻発しているようで被災者は災害後の問題に苦しんでいるようです。




イタリア人は陽気で家族を大事にするというイメージが日本では浸透しています。

確かに陽気ですし家族をこよなく愛します。

しかし愛するのは家族。 家族だけとは、あえて言いませんがここが

私たち島国民族と陸続きで侵略し侵略された民族との根本的な意識の違い。

特にイタリアは、その名の通りイタリア共和国。

つまり小さな国同士が一緒になって固まっているといった感じでしょうか？

とにかくその小さな国（地域）単位の考え方が今も根強いような感じがします。


◎お騒がせ者＠ベルルスコーニ
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イタリアと日本には結構似ているコト、モノがあります。

まずは、言葉。

Ｉｏ ｓｏｎｏ Ｇｉａｐｐｏｎｅｓｅ .
イオ ソーノ ジャッポネーゼ （私は、日本人です）

どうですか？ 意味は分からなくてもローマ字読みすれば何となく読めます。

イタリア語の基本は、ａ ア ｉ イ ｕ ウ ｅ エ ｏ オ という日本語と同じ母音があるので

日本人にとってはとても発音しやすいのです。




次は、食べ物です。

最近でこそ日本食ブーム、寿司ブームと言われていますが

欧米では生魚や生肉を食べる習慣は基本的にはあまりないと聞いています。

イタリアではカルパッチョやタリアータ（牛のたたき）などを食べます。




そしてあまり知られていませんが有数の地震国であることもそれです。

地方都市でも歴史的建造物が多いので耐震対策が進んでいないのかもしれませんが

かなり被害が出ているようです。






日曜も何度か地震速報を見ました。

備えあれば憂い無しですね。




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昨日につづきイタリア話

先日１０数年前に買ったブーツを修理に出した

彼と出会ったのは、ミラノの街角



当時の価格で３万円近かったと思う

１週間ほどウィンドー越しに眺めながら決心した覚えがある



もちろん私にとって安い買い物では無かった



イタリアは靴を始め革製品の製造はもちろんデザインでも世界有数だ

友人でフィレンツェの革職人に頼み込み

無給で弟子入りしたヤツもいる



でも１０年以上それこそ特別丁寧に履いているわけではない




よいモノは長持ちする




とはよく言ったもので、この間ソールを２～３回変えた程度で

革は味が出てきてとても気に入っていた



ところが先日チャックが壊れてしまったのだ

早速、修理に出すと「７０００円ぐらい掛かります」と言われた

・・・

でも

７０００円 ÷ 10年 と考えれば安いものだ！

と決断しようと思って一応聞いてみた

「両方のチャックを取り替えてですよね？」



壊れていたのは片方のチャックだが新しいモノをつけるので

当然色が変わると思うし、いずれ片方も壊れると思ったからだ




いいえ片方だけです







えええ＝ 片方でなのか！！！




でも来れに変わるブーツを探すのも大変だ

しかもまだまだ履ける

もしかしたらあと10年履けるかもしれない

そうすれば

１４０００円 ÷ ２０年 と考えれば




結局というかもちろん修理に出すことにした

他にこんなに長く修理をしながら履いている靴もない

靴自身にもこれを作った職人さんに対してもそれが一つの敬意ですね






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花の都といえばパリ！

ではなくもう一つの花の都と呼ばれているのはフィレンツェ！！

英語名をフローレンスというくらい、名前からして花の都だ

イタリア語で花はFiore（フィオーレ）

フィレンツェの名前はここから来ている



フィレンツェは、歴史的にはルネッサンス♪発祥に地で有名

日本でいう京都といった感じ

都市的意味合いもとても似ている

ようは昔首都機能をもった都市だったのだ



そんなフィレンツェの人々、いわゆるフィオレンティーノたちは

その誇りを今も忘れない

「ここは歴史的にも言語も地理的にもイタリアの中心だ！」



イタリアの素晴らしいところは各都市でこんな言葉をよく聞く

ある意味、愛地域心？ それとも自己中心的？？ はたまた見栄っ張り？？？

いずれにしても自分の住み慣れた地域のご自慢は挨拶のようなものだ


はじめてフィレンツェに行ったとき何となく会話に違和感を感じた

よく聞くと・・・

カ・キ・ク・ケ・コ

カ行が抜ける発音なのだ

イタリア語が日本人に取って比較的発音しやすいのは

ローマ字のベタ読みでＯＫだから

ただフィレンツェの人の話かはどこかフランス語のように語尾が抜ける感じ


ミラノの人にこの話をしたところ




ああ～ コカコーラだろ




？？？？

！！！！

フィオレンティーノたちはがコカコーラというと




フォファフォーラ




となる


決してバカにしているのではない

むしろ感動した！

なぜなら本当のイタリア語に触れられたような気がしたからだ

フィオレンティーノたちの「言葉もイタリアの中心だ！」

の言葉本当ならばだが・・・ （笑）




フィレンツェのパンは塩気が薄く美味しい

メインが肉料理や煮込み料理などが多いからパンは控えめでいいと言う

しかし他の地域の人たちは

塩気が無くてまずい。ようはケチなんだよ♪

どっちがホントなんだ＝

でもうまい！








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先週師匠が帰国しました。
ヨーロッパでも金融危機の影響はもちろん大きく。もともと景気が悪化していた
イタリアはさらに厳しい状況だそうです。

今年は十数年間毎年視察していたイタリアの糸の展示会を私も取りやめることにしました。
理由は色々ありますがここ数年低迷を続ける経済を背景に展示会自体も活気を失っていた点。
弊社が１月決算のためどうしても日程が厳し点がそれです。

この一年はとにかく社内の環境整備をして将来の貯めに備える年にします。

さて写真は毎年の師匠からのお年賀というかおみやげです。
ＡＣミランのカレンダーとコーヒーシロップ入りチョコ。

イタリアのお菓子は甘過ぎて実はあまり日本人向きでは無いものが多いのですが
このチョコはなかなかおいしいんですよ。コーヒーとベストマッチ！！

期間限定ですが近々来社の方にはささやかながらご馳走いたします。
ミランのカレンダーはいつでも見れますよ～　(笑)

そういえば先週ミラノは２０年ぶりの大雪だったそうです。
ヨーロッパも大寒波らしいですね。





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