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事業継承

2009年06月17日(水)更新

「肩書きのマイナス面」について

＜質問＞────────────────────────

「社長」という肩書きが不利に働いたり、コンプレックスを
感じた経験がありましたら、教えてください。

　　　　　　　　　　　(経済学部(他大)　林佳奈子さん)

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私は、２００５年に代表となりました。

今から4年前、私が３３歳の時です。

当時は、なったとはいえ、特別やっている仕事が大きく変わることなく

変わったのは名刺だけというちょっとお気軽な気分でした。

しかし！しばらくして

挨拶状が、お客様に届き初めてでしょうか？お客様が電話口で

「ツドイさん社長になったんですか！

で、今度ウチの担当は誰になるんですか？」

･･･

私は入社当時から名字ではなく名前の『ツドイ』でお客様に呼んで頂いています

意味は、父、弟がいますので名字では判断しづらいということと

この名前は、非常に印象付けには効果的で営業ネタにもなったからです。

『坪井さんいますか？』やFAXでのオーダーで『集井様』などという珍事も多々ありますが

でも一番の目的は、名前で呼んでもらうことで親しみが湧き

ご指名いただけると思っていたからです。

それが社長になってからは、初対面の名刺交換で肩書きを見ると

『えっ社長様ですか･･･』と、場がちょっと堅くなる時があります。

まあコンプレックスは無いですが何となく肩書きってやっぱり影響あるんだ＝

と実感する場面には多々出会います。

ただ、中々お会いできない方との出会いなどメリットもたくさんありますし

納期遅れやクレームの際、許してもらい易いのもありますね～

これは内緒ですよ＝

まあ堅くなった場の時は

『ウチは月極で社長を交代制にしているんですよ♪』

などと逆手に取った営業ネタに出来てしまう技も最近少しずつ身につけて来ました。

あまり意識し過ぎるとド壺にはまるといった感じでしょうか

ただ、やっぱり大事だと思ったのは、『やるときはやる！』という

姿勢を失ってしまうと、いくら親しい営業同士でも一人の人間以上に

一会社として捉えられて評価されるということです。

どんなにフレンドリーに気さくにお客様に接していても

そのコトをはき違えた瞬間、メリットが大きなデメリットに

一瞬にして変わってしまう恐ろしさも有るということです。