小手先

投稿日時：2010/05/31(月) 06:00

昨日は、今シーズン２戦目の登板｡

前回は、制球が定まらずチームに迷惑をかけてしまいました。

確かに2年近いブランクは、大きい。

そもそも野球を習ったことが無い私が草野球生活１０数年の中で

チーム事情から投手をやることになったのが経緯であり

そういう意味で全くの素人上がりの２年のブランクは想像以上に大きいのです｡

しかし、とにかくストライクが入らない。

キャッチボールの時は、いいのですが実践になると腕が触れなくなっているのが

投げていても明らかです｡

でも振り切れない。ストライクが入らない。さらに振り切れない。

前回は５連続四球。リリーフながら結局１回もたずに降板という屈辱。

そんな思いでのぞんだ昨日、試合前監督から声をかけられました。

『お前、これからも野球続けていくなら小手先じゃダメだ！』

小手先･･･

確かに小手先だ。

私は球が決して速いわけではない。そこで考えたのがスローカーブ主体で

たまにストレートを入れる緩急ピッチング。

打者の打気を誘って引っかけさせる投球を基本としてきました。

ただあくまでも自己流。スローカーブでストライクが取れない試合は

ストーレート勝負をしなくてはならず一気に分が悪くなります｡

つまりその日投げてみないと調子は分からないといった感じ･･･

でもそれを数年続けていくうちに慣れもあり何とかなることも多くなっていました｡

しかし、それはやはり小手先なんです｡

監督からこの言葉聞いたとき数日前にＴＶで秋元康さんが言っていたことを思い出しました｡

「わたしは、高校生でたまたま書いたシナリオが当たってそれからあっという間でした」

「しかしある時父に言われたんです｡『そんなの長くは続かない』」

シナリオの勉強をしたこともなく周りからの評価だけでトントン拍子。

父に言われたときに、そうしたものの裏付けが無いことから確固たる自信が

持てなかったことに気づいたそうです｡

秋元さんは、そのことをきっかけに一から学ぶためにニューヨークへ｡

でも今から野球を習うというのも職業ではないですもんねぇ～

監督からは「人間自然と楽な方に流れてしまう。きつくてもフォームを固めて投げろ！」

確かに監督から教わったフォームは、超お気楽自己流の私のモノより遙かに

体的にはきついのですが、初めて習う投球フォーム。

リセットされた今だからこそ取り組んでみようと思います｡

でも何事もきついぐらいじゃないと当然成果は出ませんよね

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